代表メッセージ

治験・臨床試験は新薬の開発や医学の発展に欠かせない重要なプロセスです。新しい薬が世の中に出ることで、今まで治らなかった病気の治療薬や既存の薬より効果のある薬によって沢山の人々を救えます。しかし、日本の治験・臨床試験は世界に比べて遅れていると言われています。それはつまり、難病で苦しんでいる方、海外では治るはずの病気で苦しんでいる方たちを救えるチャンスが失われているということに繋がります。
そのひとつの大きな要因として被験者(治験参加者)の不足があげられます。そこには、日本での治験・臨床試験の認知度や理解度が広まってないことや、国民皆保険によって国民の多くが医療を安く受けられることなど、様々な背景が影響しています。3Hクリニカルトライアル株式会社では、治験・臨床試験を正しく伝え、理解をしていただくことで、より多くの方に治験・臨床試験に参加していただき日本を初め世界中の人々の健康や医療業界の発展に貢献していきたいと考えています。

一方、近年、医療とテクノロジーを融合した「ヘルステック」には、有名IT企業や現役の医師など様々な分野からの参入が相次いでいます。それだけ市場規模が大きく、今後の発展が見込まれているのだと思います。
今後は、すべての人が“らしく”生きる社会を実現するためライフサイエンスの分野へも事業を幅広く展開する計画であり、そのカギは「ヘルステック」にあります。
すでに、がん患者さんが自宅にいながら、短期間のうちに複数の医師からセカンドオピニオンを受けられるアプリを開発して提供を開始しました。その他にも希少疾患や認知症といった大きな社会問題となっている分野でのソリューションの準備を始めています。今後も利用者目線でのサービス開発を目指していきます。

4畳程度の小さなレンタルオフィスで3人から始まった3Hクリニカルトライアル株式会社は、今や従業員全体で250名を越す規模になってきました。ここまでの会社の成長を支えてくれた全ての従業員と、そのご家族の方々、また、弊社のサービスに関わるすべての人へ、この場を借りて深い感謝を申し上げます。

今後も、皆さまの健康に関わるより良いサービスの提供に一層の努力をして参りますので、何卒よろしくお願いいたします。

代表取締役  滝澤 宏隆